モダンキルト展:プリミティブなキルト

展示会も残り2週間を切りました。昨日、少しだけギャラリーへ行ってきたのですが、箱根宮ノ下付近の木々たちは雪をまとっていてとても神秘的でした。箱根はとても寒いですが、この時期ならではの風景も見ることができるかもしれません。ぜひ、暖かくしてお出かけくださいね。

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写真は、柿渋で約1ヶ月かけて染めた布を使ったキルトです。白いラインもミシンで縫い合わせています。これは三角形のモチーフをもとに、縮小させたり拡大させたりしたものを何パターンか作り、全体のバランスを見ながら縫い繋いだものです。キルティングは刺し子の糸を使っています。柿渋で染めた布は、とても硬くなるので、何度もミシンの針が折れました。刺し子の糸でキルティングするときも、力を込めて針をすすめるため、何度も針で指を刺して流血しながら完成させました(笑)。

こたつカバーにも良さそうと仰ってくださったお客様もいらっしゃいましたが、こたつカバーには少し小さいので、ソファーにかけたりするのがおすすめです。しっかりしているのでズレることがありませんし、ソファーで昼寝したいときはブランケットとして使っても。裏は3色の草木染めの生地で仕上げています。

このキルトは、このギャラリーによく合っていて、自分でもびっくりしたくらい作品が良く見えました。(→自分で言っちゃってますが)

色数を絞って大きなキルトを作ることは勇気がいります。その壁にチャレンジしたキルトとも言えます。

柿渋染め

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